【後編】非エンジニアだけど人工衛星データを可視化して分析してみた

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皆さん、こんにちは。データデザイン部でディレクターを担当している林です。
普段はAIやデータ活用を軸にお客様の事業課題を解決するプロジェクトを推進しております。

今回は、【前編】非エンジニアだけど人工衛星データを可視化して分析してみたの後編ということで、
Starflakeを使って可視化した夜間光の強さを元に、北海道の観光産業について分析を進めていこうと思います。

 

目次

  • 北海道の観光産業について
  • 星空がよく見える地域を探してみよう
  • まとめ

北海道の観光産業について

まずは、日本全国と比較した際の北海道の観光産業の規模感や、特色をリサーチします。

 

  

(「RESAS」より引用)

左が宿泊施設数、右がその稼働率のヒートマップです。

北海道の2018年度宿泊施設数は、なんと全国4位。
一方で客室稼働率は11位となっています。どちらも低くない順位ではありますが、
宿泊施設の数のわりに稼働率はやや低いのかなという印象はあります。
宿泊施設が充実しているので、さらに観光客を誘致できるような魅せ方をする必要がありそうですね。

また北海道は、旅行単価と外国人観光案内所数では全国第2位、
宿泊者数では全国第3位と日本でも有数の高いインバウンド需要を誇っています。

今後オリンピック開催などを控え、外国人観光客はより一層増加することが見込まれますよね。
この大きな節目にインバウンド向け観光を充実させていくのがよさそうです。

さらに、観光客の生の声を見るために、twitterで「北海道 夜景」という二つの単語とともにつぶやかれている単語を調べてみました。
(2019年11月9日から2019年11月17日の間のツイートに対して独自調査)

順位 出現名詞 出現頻度
1 函館 40
2 北海道函館市 22
3 有名 16
(中略)
33 星空 3
34 山頂 3
35 普通 3

 

すると決して上位ではありませんが、頻出単語第33位に「星空」という単語を発見しました。
夜景とともにツイートされている単語に「星空」があるとは少し意外じゃないですか?

元のツイート文を確認すると、北海道の夜景と星空を同時に楽しんでいる様子がうかがえました。
空を見れば満天の星空、海を見れば漁火が、街側を見れば夜景が輝く。
そんな北海道ならではの楽しみ方があるようです。

言葉の壁を越えその土地の魅力を伝えられる星空は、まさしく外国人に向けた観光としてぴったりなのではないでしょうか。
ということで、今回は誠に勝手ながら北海道の新たなる「星空観光」スポットを見つけてみようと思います!

 

星空がよく見える地域を探してみよう

星空がきれいに見える条件は、「夜間光が弱いこと」「標高が高いこと」「空気が澄んでいること」などがあげられます。
夜間光のデータと標高のデータを掛け合わせて、星空がきれいに見えそうな地域を探してみましょう。


(左図: 「地理院地図」より引用)
左図は標高の高さを表した図で、右図は前回作成した夜間光の強度を表した図です。

両者をよく見比べて、夜間光が弱く、標高の高い星空がよく見えそうな地域に記を付けてつけてみました。

これだけではまだまだ絞り込めないので、ここからさらに条件を足していきましょう
星空がよく見える地域に加えて、観光地として優れている地域ということで、
「交通のアクセスに優れている」「宿泊施設が多く存在する」という条件も加えます。


(「GoogleMap」より引用)
GoogleMapで北海道の空港にピンを立てました。

空港の数の多さに驚いていますが、やはり場所によってはかなり移動に時間がかかりそうですね。


(「Yahoo Travel」より引用)

都市名の隣にある青い四角の中の数字が宿泊施設数です。
公的機関が出しているオープンデータで、都市ごとの宿泊施設数がわかるものが存在しなかったので
宿泊予約サイトに登録されている施設数で比較してみることとします。

やはり夜間光の強い札幌や函館は、当然ながら宿泊施設の数も多いですね。
ですが、今回探したいのは星がきれいに見える地域(≒夜間光の弱い地域)です。
夜間光が弱い地域の中でも、比較的宿泊施設の数が多い地域に注目しましょう。

以上、「夜間光が弱い」「標高が比較的高い」「交通のアクセスに優れている」「宿泊施設数が多い」
という4つの条件から、北海道の星空観光スポットに向いているのは

“富良野周辺”“帯広周辺” ではないでしょうか?

ここから更に複数のデータやSNSなどを活用し深掘りしていくことで、もっと具体的な施策に落とし込むことができると考えます。

富良野は夏のラベンダー畑が有名ですが、あえて厳しい寒さの中、星空をゆったりと楽しむ…
そんな贅沢な楽しみ方もよいのではないでしょうか?

まとめ

今回は、Starflake nightviewのデータを使って北海道の星空がきれいに見える地域を探してみました。
夜間光のデータを複数のデータと組み合わせることで、より新しい洞察を得ることができたのではないかと思います。

そして、今回分析に使用したStarflakeに関して、ご興味を持っていただけた方はぜひこちらからお問い合わせください。

以上、最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました!

 

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WRITER
Maako Hayashi

Maako Hayashi

林 真亜子Maako Hayashi

AI・データ活用のディレクターを担当。お客様のAI活用のプランニングから プロジェクト推進を支援。 JDLA Deep Learning for GENERAL 2019 #3

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