データ可視化のすゝめ!ツール選定やデザインより大切なこととは?

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こんにちは、データデザイン部でディレクターをしております加藤です。

普段はお客様の事業課題に合わせ、AI・データ活用を軸に課題解決プロジェクトを推進したり、自社の新規サービスを企画、推進したりしています。

今回は、よくご相談をいただく「データの可視化」について、改めて大切なことをご紹介します。AI・データ活用を検討する上で最も基礎的ですが、疎かにすると大変なことになるのでぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。

この記事はこんな方におすすめです。

  • データ可視化したいけど何から始めていいかわからない。。
  • 可視化ツールを導入したが、全然活用できていない。。
  • いつも、手集計で可視化レポートを作っていて手間がかかる。。

上記の悩みを抱える方のモヤモヤが少しでも晴れれば幸いです。

目次

1. データ可視化のススメ

まずはじめに、皆さんはどれくらいデータ可視化できていますでしょうか?自らの業務や日々の活動について、経験や勘に基づいて作業してしまう場面はないでしょうか?振り返ってみてください。もちろん、全てをデータ化、可視化して管理する必要はないと思いますが、可視化することで得られるメリットも多いです。
ここでは、可視化するメリットについて、3点ほどご紹介します。

①活動指針が明確になる

普段の業務では、必ずといっていいほど、組織のミッションに対する目標を設定すると思います。

目標設定例
  • 営業:売上、受注件数
  • 企画:企画本数
  • 開発:品質
  • サポート:お客様満足度

上記のように、組織によって様々な目標設定がなされていると思います。では、それに紐づく活動内容や結果はどれだけ可視化できているでしょうか?曖昧になっているところはありませんか?データを可視化することで、このような曖昧な部分を無くし、活動指針を明確にできます。

②潜在的な課題が明確になる

データを可視化することで、今まで見えていなかった課題が明確になります。例えば、日々の営業活動でなかなか受注件数が伸びない場面を想定しましょう。その活動において、いろんな観点から課題を考えることができると思います。

課題例
  • 商品の紹介件数がそもそも少ない?
  • メリット訴求できていない?
  • 見積提示数が少ない?
  • クロージング活動ができていない?

上記観点はあくまで一例ですが、体系立ててデータを可視化することでどこが弱点なのかを把握することができます。ただ、受注件数が少ないという漠然とした問題に対して、どこまでデータ化できると課題が把握できるのか考えることが大切です。

③課題に対するアクションが決定しやすい

課題が明確になれば、それに対する改善アクションもとりやすくなります。上記の課題を例に改善アクションを考えてみましょう。

改善アクション例
  • 商品の紹介件数がそもそも少ない? -> ウェビナーコンテンツや開催本数を増やす、紹介時間を短くする 等
  • メリット訴求できてない? -> お客様の声をまとめ、訴求方法を変更する 等
  • 見積提示数が少ない? -> わかりやすい料金体系を再考する 等
  • クロージング活動ができていない? -> お客様個々の状況に合わせた導入サポートを検討する 等

このようなメリットがあることを認識し、可視化検討していくと、途中で挫折しにくくなります、可視化する意味についてご理解いただけていれば幸いです。

2. よくあるご相談

続いて、よくあるご相談について3点ほどご紹介します。

①おすすめの可視化ツールを教えて下さい

これは一番多いかもしれません。しかし、可視化が目的になってしまっている典型例です。誤解を恐れずにいうと、初期段階では、どこのツールを使っても一緒だと思っています。それよりも大切なことがあります。後ほど、 データ可視化検討時に大切なこと のパートでご紹介します。
とはいえ、初期段階で何を使ったらいいの??という方がいらっしゃると思います。そんな方は下記の関連ブログをご覧ください。

お金をかけずに営業データダッシュボードを構築してみよう!

②可視化するためのデザインや手法を教えて下さい

これも、初期段階で検討すべきことではありません。手段が目的化してしまっているご相談です。
ご参考までに、おすすめ書籍やチートシートの記事をご紹介します。

おすすめ書籍

データ可視化チートシート

https://qiita.com/m_mizutani/items/26971c29fa990617a935

これらの知識は可視化をする際に重要であることは間違いないのですが、デザインや手法は検討すること自体が楽しくなってしまって、気づいたら誰にも使われない可視化になってしまうことが多いので注意が必要です。

③都度レポーティングが手作業で面倒なので、効率化したいです

これは心当たりがある方多いのではないでしょうか?上司から、「あの活動どうなってる?明日までにレポートまとめておいて!」というような場面です。徐ろにExcelとPower Pointを起動し、手集計で都度作成している、なんてことありませんか?この場合は上司からの指示に対して、求めているアウトプットを明確し、定型化するべきです。そうすることによって、都度集計にならず、常に可視化された状態が実現できると思います。

3. データ可視化検討時に大切なこと

最後に、可視化検討の際に大切なことをご紹介します。以下の2点をおさえることで、ツール論やデザイン・手法論に陥ることなく、また毎度の手集計からオサラバすることができます。

①目的設定を行う

当たり前ですが、大前提として大切なので記載しました。 データ可視化のススメ でも述べましたが、仕事に従事している以上、何らかの目標設定があると思います。
それをさらに深堀りする、という意味ではロジックツリーを利用するとわかりやすいです。下記を参考にトライしてみてください。
https://weblife-changinghacks.com/logic%EF%BD%B0tree/

②利用場面を明確にする

上記のロジックツリーが設定できたら、それぞれの可視化内容に対して、5W1HとPDCAを考えてみましょう。

5W1H

以下の表を埋めてみましょう。

例えば、以下のようなイメージです。

上記を作成すると、、作成者側本位の可視化から、相手本位の可視化を実施することができます。

PDCA

PDCAといっても、ここでは「実行」と「再計画」のサイクルを回すことをいいます。以下のように可視化を「実行」したあとに、データ、表示方法、施策の3つの観点で「再計画」ができるかを考えることが重要です。

「再計画」の3つの観点について、例えば以下のようなものがあります。

  • データ:他部門セミナーからの流入リードが追えないので、データ収集方法を検討する。
  • 表示方法:全体サマリでも月次集計でみたいので、折れ線グラフでの表示を検討する。
  • 施策:商品Aに関して、他商品に比べて受注率は高いが、リーチしているリード数が少ないので、広告予算配分を見直し、商品Aへの配分を大きくする。

このように、PDCAサイクルを回す観点がわかると、ただ可視化するだけで終わることがなくなります。

4. まとめ

今回はデータ可視化を検討する際の基礎的な内容について、具体例を交えながら述べました。他にも、より使える可視化を行うために、「操作遷移を明確する」ことや、「可視化変更方法を明確にする」ことなどもあります。このあたりは実装の深い部分になりますので、また機会があればご紹介いたします。個別に知りたい方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

最後までご覧頂きありがとうございました!

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WRITER
Daiki Kato

ディレクター兼プランナー

加藤   大己 Daiki Kato

主にメーカーやサービス業のAI・データ活用プロジェクトを複数推進。また、新規AI・データ活用サービスの企画・推進も担当。 JDLA Deep Learning for GENERAL 2017

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