実際、気象データってどう使うの?

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Photo by Osman Rana on Unsplash

弊社では、アメダス提供の気象情報を整形、分析用データセットとして販売する「過去気象ログ」という商品を扱っています。気象データは様々な業種に関連する、有用なデータセットです。

しかし、いきなり気象データと言われても「どう使えばいいの?」といまいちピンとこないケースがあると思います。そこで本稿では、気象データの具体的なユースケースをご紹介したいと思います。

施設サービス業:来客数の変動

スポーツジムやゲームセンターなど、施設を保有しているサービス業は天候によって来客の影響を受けるでしょう。

また大規模な商業施設になれば、天候が大きく来客数(ひいては売上)に影響を与えるかもしれません。天候データを観察、悪天候時にキャンペーンを行うなどの活用ができそうです。

北海道円山動物園来場者数と降水量の散布図。概ね反比例。

 

小売やECサイト:商品カテゴリーごとの変動

店舗の物品の売れ行きは天候データと相関するケースが多いです。暑い日はビールが売れ、寒い日はおでんが売れるのは直観的にご理解いただけるかと思います。
他にも化粧品や常用医薬品は、日射量、降水量に影響を受けるケースがあるようです。特定の気象条件の際の機動的な在庫管理にデータを利用できるケースがあるでしょう。
また、天候に影響を受けるのはリアル店舗だけでは?と思うかもしれませんが、実はECサイトでも天候情報が物品の売れ筋に影響を与えることがあります。
食品や雑貨など、卸売りECサイトはこの傾向が見られるかと思います。業務用ECサイト事業者様も、自社データ活用で気象データも考慮に入れてみてはいかがでしょうか。

エネルギー産業:エネルギーの需要予測・生産効率

エネルギー産業・特に電力会社は気象の影響を受けます。夏の気温によるエアコンの利用増、電力需要の高騰は容易に想像できるでしょう。さらに冬場のガスの使用状況を分析する際も気象条件が重要になってきます。
また、クリーンエネルギー産業では風力や波、太陽光など気象に大きく生産効率が左右されます。気象データの利用はほぼ必須といってもよいのではないでしょうか。

物流・運輸産業:交通網の状況監視

鉄道や運輸業界も天候によって影響を受けます。遅延や道路/線路状況の変化、事故には気象条件が大きく影響してきます。車両のGPS情報と関係性を分析することで悪天候時の対処も明らかにできるかもしれません。

まとめ

気象データは弊社の分析や需要予測モデルでも頻出のデータです。本稿でご紹介したユースケースはほんの一部です。皆様の独自データとの組み合わせで様々な可能性が生まれます。データ活用に関してお気軽にご相談いただければ幸いです。

地理関連統計データ

AI(人工知能)モデル開発や、BI(ビジネスインテリジェンス)活用シーンで必要とされるデータです。用途例は次のとおりです。
*流通サービス業の「商圏分析」
*不動産業の「物件価格査定」
*多様な業種業態の「チラシやルート営業の注力エリア特定」
*エネルギー産業における「需要予測」
今回の記事で使用した「過去気象ログ」の詳細はこちらからご覧いただけます。

地理関連統計データを詳しくみる

WRITER
Ryo Kaneoka

プランナー

金岡 亮Ryo Kaneoka

複数の新規AI・データ活用サービスの企画およびPMを担当する。大手広告代理店様/メーカー様のビッグデータ活用の支援等の実績あり。   JDLA Deep Learning for GENERAL 2018、上級ウェブ解析士

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