【AIをやる前に統計学を!】統計検定2級に合格した話

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こんにちは、データデザイン部でディレクターをしております加藤です。

普段はお客様の事業課題に合わせ、AI・データ活用を軸に課題解決プロジェクトを推進したり、自社の新規サービスを企画、推進したりしています。
今回は、先日(2020年7月18日)に受験し合格した統計検定2級について勉強方法や勉強するモチベーションについてご紹介します。

この記事はこんな方におすすめです。

  • これから統計検定2級を受けようと思っている方
  • AI(人工知能)の概念や技術の基礎を学びたい方
  • なんとなく統計学びたいけどモチベーション湧かないなと思っている方

目次

そもそも「統計検定2級」とは何か?

そもそも統計検定2級とは、一般財団法人 統計質保証推進協会が実施している検定でその実施趣旨は以下のように定義されています。(HPより引用)

統計学は「科学の文法」と言われているように、自然科学、人文科学、社会科学等の学問分野で、実証分析、データに基づいた意思決定等のために用いられています。第4の科学と言われている「データ中心科学」の礎、中核となる理論、手法を提供しています。統計学の知識を利用することにより、仮説に対してデータをもとに検証するという統計的問題解決が行えます。日本においても、統計関連学会連合において、大学における「統計学分野の教育課程編成上の参照基準」が作成されました。統計検定2級は、この参照基準に示されている大学基礎科目レベルの統計学の知識の習得度と活用のための理解度を問うために実施される検定です。

なぜ今統計検定2級なのか?

私が受験した理由は仕事関連の基礎習得です。私のようなプロジェクト推進担当は統計の知識がある程度ないとデータサイエンティストと会話ができません。ビジネスサイドのド文系が理系の人とスムーズに喋れるようになるには必須かもしれません。ここで、「自分は別にAIの仕事してないし。。」とか「データサイエンティストと会話しなくても別に。。。」と思った方、要注意です。今後AIが世の中に浸透していく中で正しくデータを見る力は必ず必要になります。小手先のAI基礎知識が学べる検定(これもこれで重要)が俄かに有名になってきてますが、まず統計を学んだ方が絶対に地に足がつきます。AIを使う前にまずはAIの元となるデータを見る力が養えます。おすすめです。

余談ですが、2020年3月には、最年少合格記録が更新されたみたいです。なんと小学6年生。この方の合格者の声は必見です。

どうやって合格したか?

お恥ずかしい話なのですが、、私は一度「統計検定2級」に落ちています。なので、ここでは落ちた時の勉強方法と合格したときの勉強方法についてご紹介します。

“落ちた”勉強方法

一言でいうと「丸暗記戦法」をとり、落ちました。。(文系の方ならこれやってしまう気持ちわかるのではないでしょうか?笑)
勉強方法としては、まず以下の公式テキストを一周読みます。

とりあえず速読の要領でさらっと読みました。(ちゃんと調べればよかったのですが、この本は初学者の方にはおすすめしないです。前提として求められる知識が多く、行間が読みにくい。。)

その後は(なんとなくわかった気になって)以下のチートシートを暗記しました。

統計検定2級のためのチートシート

(注:このまとめは素晴らしいです。とても要点がまとまっているのですが、私の勉強方法が悪かったです。)

そして、過去問を3回分くらい解きました。(少ない。。)正答率は50~60%といったところでしたでしょうか。

こんな感じで本番を迎え、見事に手応えなかったです。
この検定は公式や問題の暗記では合格できません。しっかりと公式や統計的検定方法などの背景を理解していないと解けないようにできています。

例えば、以下のようなこと理解できていますか?(これから受ける方はぜひ調べてみてください。)

  • ベイズの定理はなぜ必要?
  • 信頼区間とはどのような区間か?
  • なぜ検定統計量を使うのか?
  • なぜ両側検定なのか?
  • なぜ自由度を調整するのか?
  • なぜ分散分析をするのか?
  • 重回帰分析時、回帰係数のF値はどのように算出しているか? etc.

当時の私は全く理解しておらず、ただベイズの定理の公式はこれ、t検定は自由度を-1する、などといった覚え方をしてました。これは本質ではありません。今では落ちたよかったと思っています。

“合格した”勉強方法

では落ちたあと、どのように勉強したのか。こちらはより詳しく紹介します。以下は私が利用した教材やWEBページです。

①統計WEB:統計学の時間

統計WEB:統計学の時間

具体的な勉強の進め方

  • “STEP1.基礎編”を練習問題含め1周する
  • 毎日2~5章ペースで(11章くらいから挫折しそうになるけど、自分のペースで毎日コツコツ)
  • 5章ペースでやるとだいたい1週間で終わるが余裕を持って2週間のスケジュールを立てる
  • 練習問題で間違えたところは一周したあと一気に見直す

②過去問:10年分

自分は以下の問題集をやりました。

具体的な勉強の進め方

  • 1日1年分、時間を計って実施
  • 解説までその日に読み込み、間違えたところはチェック
  • 10年やると、10日間で終了。余裕を持って2週間のスケジュールを立てる
  • 全部終わったら、間違えたところだけを復習する
  • 解説を見てもよくわからないところは、統計WEBのブログに詳細な解説があるのでチェック
  • それでもわからない場合は、以下のサイトも参考になる
  • AVILEN AI Trend主にt検定

私がやったのは上記だけです。集中すれば、1ヶ月もあれば合格できます。大事なのは毎日1時間でもちょっとずつやることです。無理せず計画的に勉強しましょう!

おわりに:統計学のススメ

統計検定2級の合格は目的ではなく手段です。今後、ますますAIが世の中に浸透していく中で、その元になるデータをしっかり見れるようになり、怪しいAI見抜く力が求められると思ってます。この記事をきっかけに、統計の世界に一歩足を踏み入れてみてください!きっと楽しいですよ!

余談:検定の多重性

以下の問題も統計的にとっても面白いのでぜひチャレンジしてみてください!

最後までご覧くださりありがとうございました。

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WRITER
Daiki Kato

ディレクター兼プランナー

加藤   大己 Daiki Kato

主にメーカーやサービス業のAI・データ活用プロジェクトを複数推進。また、新規AI・データ活用サービスの企画・推進も担当。 JDLA Deep Learning for GENERAL 2017

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